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 6月19~21日に東京ビッグサイトで開催された「第34回オートサービスショー2015」(主催=日本自動車機械工具協会)には前回よりも32社・団体多い123社・団体が出展した。各ブースには「安心を 未来へつなぐ 整備機器」という開催テーマの通り、未来を見据えた新しい機器が多数出展された。

 JAPA会員企業もそれぞれの主力商品を出展し、機器やサービスのPRに臨んだ。


最新整備機器や工夫されたサービスが多数

◆ヤマト自動車

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 ヤマト自動車(本社=大阪府東大阪市、西口茂樹社長)は自社ブランド「Seednew」の製品を展示。

 14年に発売された「キャビマックス工具セット」はハンドツールの198点セット。ソケットレンチやスパナレンチ、ドライバー、プライヤーなどが入っている。

 15年3月に発売された乾湿両用バキュームクリーナーはホース長1.8㍍で7㌔㌘の小型軽量タイプ。オプションのフィルターを取り付ければ粉塵にも対応する。ホースを付けると、ブロワーとしても使用可能。


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 使用体験デモコーナーも設置され、4種類の工具を実際に使用できた。エアーコンパクトレンチは12.7sqとインパクトレンチ最大クラスのハイパワートルク。ミニエアーラチェットは狭い場所のボルトにも対応可能。コードレスインパクトレンチはリチウムバッテリー採用で継ぎ足し充電でも性能は落ちず長寿命。マイクロルーターは工具などの金属にも彫刻ができるモデルだ。



◆日立オートパーツ&サービス

 日立オートモティブシステムズの製品を市販する日立オートパーツ&サービス(本社=神奈川県川崎市、近藤修弘社長)はスキャンツールを活用した「健康診断ビジネス」を提案した。

 「HDM-8000」は業界最大クラスの10型タブレットとインターフェースボックスのセット。バッテリーチェッカー「HCK-601FB」やイグニッションコイルチェッカー「HCK-701B」とBluetoothで接続が可能。診断結果やデータのプリントアウトで、正確に顧客に伝えられる。

 「HCK-601FB」は印刷ボタンの新設で素早いプリントアウトが可能になった。また、バッテリーケーブルを脱着式にしてメンテナンス性を向上した。

 「HCK-701B」は点火時間やドエル角、エンジン回転数、2次電圧の測定モードを備えている。

 ハンディオシロスコープの「HCK-501」は、自動車整備リスト機能を搭載。単三電池4本で駆動し700㌘以下の小型軽量ボディだ。

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◆ボッシュ

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 ボッシュ(本社=東京都渋谷区、ウド・ヴォルツ社長)は車検に関するテスターなどの商品を展示した。

 システムテスター「KTS540」は車載ECUと通信してメモリーされている故障コードの読み込みや消去、Bluetoothでパソコンと無線接続ができる。

 3Dホイールアライメントテスター「FWA9000」は高速精密測定が可能。ホイールにふれなくても測定ができる。


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 車両システムアナライザーベーシックモジュールの「FSA500」はエンジンアナライザーすべての機能を搭載。エアコンガス回収再生装置「ACS751」は電動やベルト駆動コンプレッサー用オイルに単体で対応し、高精度な充填管理が可能。

 タイヤチェンジャーやバッテリーサービス機器も展示された。

 ブース内のディスプレイではConnected Workshopを解説付きで上映。メカニックは顧客来店時に位置をリアルタイムで把握し、迅速に診断できることをアピールしていた。